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小津安二郎監督の常宿“茅ケ崎館“ でランチしてきました。

茅ケ崎館 chigasakikan.co.jp

少し旧聞になりますが、3月末に茅ケ崎在住の友人夫妻と小津安二郎監督が戦前から常宿にしていた茅ケ崎館でランチをして来ました。

 

麦秋・東京物語・早春などの脚本を盟友野田東悟氏と執筆した老舗旅館です。

小津監督の部屋(2号室)が布団もしかれ当時のまま残されていて、ここで、夕方は多くの人が監督を囲んで好物のすき焼きを食されていたとのこと、天井にはその煙の跡が残っていますと案内の方が、最近はあの是枝監督がよく投宿され脚本を書かれているとのことで、この部屋は何故か筆が進むと仰られているそうです。

 

蒲田モダン研究会が今年より蒲田映画100年の歴史を顕彰し、小津安二郎研究を映画倶楽部で取り上げるとのことですので、久しくコロナ禍もあり出来なかった大人の遠足で鎌倉方面から茅ケ崎館を訪ねるのはどうでしょうか?

(栗原洋三)